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工具あれこれ

 弘法筆を選ばず・・・と言いますが、やはり使う工具、道具にはこだわりたいものです。良いもの、優れたもの、気に入ったものを使う事は、良い物を作る事、大切に使うことであり、しいては長持ちするという事だと思います。大阪には「やすもん買いの銭失い」ということわざが有ります。多少、高価であってもコレと言うものを手に入れれば効果は充分期待できます。それに、いいものはやっぱり、使っていても楽しいものです。気持ちがそうさせるのでしょうか? 上手く作る事もやぶさかではありません。

(1)塗装工具の巻

 模型の良し悪しは塗装の出来不出来が大きく影響します。モデラーの誰もがそう感じていますし実感しています。筆で塗るよりもエアブラシで塗った方が明らかに違いが出ます。ここでは私が使っている塗装の道具を紹介します。

★三種の神器★

其の1.エアブラシとコンプレッサー

 私が始めて使用したオリンポスのPCB101(ノズル径0.2?)。
 購入は30数年前。表面のクロームメッキは剥がれ地金の真鍮色が出ています。カップは大きいものと交換しました。一度、カップの根元部分が折れ、自分でハンダ付けして修理しました。ノズル径が小さいのでHOゲージ以上の車体などの塗装には不向きですが、タッチアップ塗装や小物の塗装、ウエザリングには重宝しています。
 コンプレッサーはこのエアブラシ購入時に同じオリンポスのものを購入しましたが騒音が気になるので「静か御膳」という熱帯魚用のコンプレッサーに近いものに買い換えました。
 この時代でコンプレッサー3万円台、ブラシ1万円台だったと記憶しています。当時としては高価なものでしたが両方とも30数年使っていますが、問題は有りませんでした。コンプレッサーは一昨年、知人に譲りました。


 塗装作業場のエアブラシ。左からオリンポスPC102C(ノズル径0.4)、PB308(ノズル径0.8)、PC102C。コンプレッサーもオリンポス。フィルター、圧力計、3枝分岐コックもオリンポスです。1台のコンプレッサーで3本のエアブラシに繋いでいます。
 面積の大きい塗装はPB308を使用します。ボトル式なので予備のボトルを用意しておけば、素早く色変更が出来るので何種類もの車両を塗装する時は効率よく出来ます。ノズル径0.8はかなり大きいように思いますが、ニードルを調整すれば大丈夫です。
 カップの大きいPC102Cは細いラインや塗りわけ、小物の塗装の際に使用しています。小さいカップのPC102はニードルを削って細くし、繊細な塗装も出来るように調整しました。これはマスキングの隙間から吹きこぼれた塗装の修正やタッチアップに使用しています。コンプレッサーは最近のものは静かで圧力も安定しています。

其の2.防塵マスク

 吹き付け塗装には欠かせないものです。
 左は使い捨てタイプ。右はフイルターが交換できるタイプです。
 絶対に使うことをお勧めします。たとえ換気の良い部屋でも有機溶剤や塗料の顔料が空気中に充満しています。半日塗装していますと、あたりにうっすらと塗料の粉が堆積します。本当に怖いと思います。
 家族の方が近くにいて、塗装しているなんて最悪です。趣味であっても辞めるべきです。

其の3.テープスプリッター
 
 マッハ模型で販売。
 マスキングテープを細くカットする時に使います。鉄道模型は車体のラインなど細い塗り分けが多いので重宝しています。

其の他.塗装の際に使用している色々な道具はこちら→

(2)ハンダ付け工具の巻

 真鍮工作には欠かせないハンダ付けの工具。私が使っているものを紹介します。

其の1.ハンダゴテ
 以前は条件に合ったコテ先を自作していましたが、今は既製品を使用しています。正直言ってTPOにあわせてコテ先を作るのも替えるのも面倒くさいからです。コテが温まるまで待っている間がイライラするし、時間がもったいない(ナニワっ子はせっかちな人のことをイラチと言いますが、私もそのようです。)。結局、よく使うコテは3本です。HOもNもほとんど100Wと80Wのコテ(写真の左から1番目、3番目、5番目)を使います。


 左からエコーL型100W・・使用頻度1番のコテです。
 2番目エコー横型L100W・・アングル付けなどに使用? ほとんど使っていません。
 3番目Sure SB−80 80W・・裏側からのパーツ取付。使用頻度2番目。
 4番目 自作 80W・・ボイラーの奥に届くようにと作りました。ほとんど使っていません。自作で唯一残っているのがこれ。
 5番目 Good 60W・・電気配線専用。
 6番・7番目 100W・・ほとんど使用していない。


 新しいL型コテ先(左)と痩せ細ったL型コテ先。右の状態になるまでおよそ1ヶ月余り。いかに使用頻度が高いか分かります。ハンダ付けのコツは素早く熱を伝え、ハンダを溶かして毛細管現象を利用して流し込むかです。コテ先はいつもヤスリがけをして平滑にし、ハンダメッキをしておく必要があります。使っているうちにコテ先は酸化して表面が凹んだり痩せたりしてきます。こうなると熱伝導が上手くいかなくなってハンダが綺麗に流れてくれません。コテ先の手入れは頻繁に行っていく必要があります。
 イモ付け・・・ハンダが綺麗に流れず固まった状態で付くこと。この状態は電気配線では接触不良、断線の原因となりますし、パーツなどの取付では外れたり割れたりする原因となります。


 手垢やフラックスで汚れたパワーコントローラー。10年以上使っています。コテのヒーター加熱防止のために使用します。


 ハンダゴテの熱量ではハンダ付けできないもの、ハンダゴテが当たらない場所のハンダ付け(あぶり付け)をする時、あるいはハンダ付けしたパーツや組立済みの車体などを分解したい時に使います。

其の2.定盤とアルミアングル
 定盤は車体や台枠などの歪みが出ては困るハンダ付けをするときに使う台です。私は建材(タイルなどに使うもの)の大理石の板を使用しています。東急ハンズで購入しました。アルミアングル(右)は板と板を直角に接着したい時や挟んで接着したい時に使っています。アルミのアングルに木材片を接着して作りました。木材片を持って熱が手に伝わらないようにしています。


其の3.余分なハンダを除去する工具
 カキトリキサゲ(左)は段の付いた部分や溝(ドアや窓枠、雨樋など)にはみ出たハンダをを削り取る工具です。 板表面に付いたハンダもキサゲる事もできますが、傷が付きやすいのでこのような場所はキサゲ刷毛(右)やハンダ吸収線を使います。




 ハンダ吸い取り用のポンプと吸収線。
 ポンプはもともとは電子機器プリント基板のスルーホール(ダイオードやICを取付ける穴)のハンダを除去する目的で使用しているものです。模型でも使えます。
 吸収線も同じプリント基板などの表面に付いたハンダの除去で使いますが、真鍮板表面に付いたハンダを除去する時も使えます。

其の他.ハンダの種類やその他の道具はこちら→

 


(3)切削工具の巻

 

 
模型製作には切った張ったがつきもの。私が使っている色々な切削工具を紹介します。

 

 


其の1.ルーターと先端ビット

プロクソンのルーターとフレキシブルジョイント。

金属に穴を開けたり、削ったりするのは手作業では大変な労力です。こんなときはルーターがとっても便利です。

フレキシブルジョイントはルーターでは入りにくい狭い場所(車体の裏側やボイラーの内側)の切削に便利です。


 

先端ビットは色々な材質と形状があり、用途に応じて使い分けます。

 

 


其の2.テーブルドリル(小型ボール盤)


 

精度を要求される穴あけや大きな穴を開けるときに使用します。

 

 


其の3.ミニレース(小型旋盤)


 

ルーターやテーブルドリルに比べると使用頻度は高くありませんが、精度の高い切削や穴あけには必需品です。また、車輪や動輪の圧入などにも使用しています。

 

 

 


其の4.卓上グラインダー


 


刃物やキサゲなどの研磨に使用しています。

 

 



(4)卓上エッチング装置の巻

 


2010年まで特定ナンバープレートは外注に出していましたが、今年の初めエッチングが出来なくなったと連絡があり途方にくれていました。ナンバープレートだけなら某模型店でもネットで注文できるのですが、やはり字体やメーカープレート、その他の表記等こだわりたいところがあります。また、エッチング作業を行ってくれる業者さんもあるのですが、パソコンのアプリケイションを駆使して自分で版下を仕上げなければなりません。今まで外注に出していたところはナンバーさえ言えば考証も版下もすべてやってくれたので重宝していたのです。

やむなく自分でエッチングをやってみようと卓上エッチング装置を購入しました。

 

 


卓上エッチング装置

 

サンハヤトから発売されている卓上エッチング装置。もともとはプリント基板を自家エッチングするための道具。

 

エアーポンプとセラミックヒーター(別売り)を取り付けたところ


 

エッチング液

 

エッチング液を装置に入れてセラミックヒーターで40℃まで温めてからエッチング対象物を上からぶら下げて、エアーポンプでエッチング液を攪拌しながら溶かしてゆく。


 

 

エッチング処理剤

 

エッチング液を使ってエッチングを行なうとエッチング液に環境に良くない銅イオンや色々な金属イオンが含まれる。環境を守るためにも使用済みのエッチング液は廃液処理剤で正しく処理をしないといけない。また使用後の機器の洗浄液にも 金属イオンが含まれているのでエッチング液と同様の処理をしなければならない。

 

そのまま下水に流してしまうのは、もっての外である。かっての足尾銅山のようになってしまう。

 

取り扱いは慎重に行なわなければならない。気安く自家エッチングを行なうなどと考えない方が良いかもしれない。

 

 

 


真鍮板に版下を元に現像

 

真鍮板への現像は外注に出した。


 

 

 

エッチング液に浸して約20分ほどで凹凸が出来上がる。

 

 

 


出来上がったナンバープレート

 

今回は見事に失敗!。真鍮板を0.3tでエッチングしたが余り薄くなるのを恐れて20分ほどで引き上げたが凸部分の高さも低く、細かな区名札やメーカースプレート、換算表記、テンダー型式表記などきれいに抜けていない。今度は真鍮板を0.4tで挑戦。今後の課題となりそう。

 

 

 

 


(5)印刷工具の巻

 

 


アルプス電気から発売されていたマイクロドライ MD−5500 溶融型熱転写方式プリンター


車体表記や優先座席、ヘッドマーク、方向幕などは市販品をなるべく使うようにしていますが、それでも手に入らないものや市販されていないものもあります。これもやはり自分で作るしか手はありません。車体表記などのインレタはくろま屋さんにオーダーすれば何とかなりますが、多色刷りのヘッドマークや広告看板などはクリヤーデカールなどで自作となります。以前からこのことについては考えていましたが、現在多く普及しているインクジェットプリンターではクリヤーデカールに印刷できません。水溶性のインクではデカールなどにはインクは乗ってくれません。それに白色やメタリック系のインクはありません。そこで登場するのがアルプス電気から発売されていたマイクロドライ MD−5500 溶融型熱転写方式プリンター です。 2010年5月に製造中止となってしまいましたが、 駆使次第では高精度の印刷が可能 です。インクも黒・マゼンタ・シアン・イエロー・白・メタリックシルバー・ゴールドなど豊富です。ただ、発売当時から高価なプリンターで5万円以上していましたので、導入するかどうか迷っていました。たまにしかデカールなどを作るにはちょっと高価すぎです。

歴史も古く、WinやMacの昔のOSに対応していたようです。当方のパソコンにはパラレル接続のコネクターが無いため、USB接続でプリンタードライバーをメーカーサイトからダウンロードして使用していますが、私の不手際のせいか、Win VISTAでは全く作動せず、XPで何とか動いているようですが、たまに印刷ドキュメントが印刷中で残ったまま作動しなくなってしまいます。

これも使いこなすまでには、プリンターのサプライ用品まで市場から消えてしまわないか不安です。

 


クリヤーデカールにプリントした阪急P‐6の社紋・車番・ヘッドマーク

 

 


(6)撮影機材の巻

 


ホームページの作品の撮影に使っているデジカメを紹介します。

デジカメは工具に入るのかどうか疑問ですが、管理人のたわごととご容赦ください。


 

ホームページ開設以来作品撮影に使用していたSONY DSC−S75

最近友人から画像がおかしいと指摘を受けたカメラです。光の当たり具合で画像が乱反射したように光っています。原因はレンズの汚れかカビ。奥のレンズなので何も出来ない。手入れもしないで使っていた報いです。このカメラを使うきっかけになったのはレンズです。OEMですがCarl Zeissのロゴがあります。これだけで購入することになりました。というのもデジカメは初めてで、それまではアナログカメラを愛用していました。そのカメラがCarl Zeissのレンズを付けていたからです。初めて社会人になった時の給料で 、その頃いつも通っていた模型店のオヤジがカメラ好きもあって勧められるままに購入したカメラがCONTAXでした。一眼レフは重たいこともあって少々もてあまし気味でしたが、次に購入したファインダーカメラもCONTAXだったのでCarl Zeissにかなりこだわっていました。日露戦争のとき聨合艦隊司令長官 東郷平八郎元帥が愛用していた双眼鏡がCarl Zeissだったというのもあります。


 

ホームページ2代目のカメラ

オリンパスペン E‐P2 先代のデジカメが駄目になったので機種選択の間もないまま急遽購入となりました。

ミラーレス一眼です。初代ペンが発売されたとき、ペンタ部分が無くすっきりとしたデザインにあこがれて欲しくなったものです。やはりコンパクトなカメラに走る傾向があるようです。撮影はほとんど三脚に固定して行なうのでリモートケーブルは必需品です。先代のカメラはリモートケーブルでズームイン・アウトが出来たのですが、今回はレンズの胴を回転しないと出来ません。いまだにリモートケーブルでコントロールする習慣が残っていて、間違ってシャッターを押下してしまいます。交換レンズもM.ZUIKO DIGITAL ED14−150mmを購入しましたが、作品の撮影はこちらの14−42mmの方がとりまわしが利くので愛用しています。

 

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